コロナ禍でも不動産取引は持ち直し基調!?
帝国データバンクが公表した景気動向指数によると、11月のポイントは35.4(指数は0~100)でした。
50ポイントが判断の分かれ目になるので、全体の数字としてはあまり良くありませんが、前月比では上昇しています。
不動産業界の動向は?
不動産業界を見てみても、36.8ポイントと50を下回る数字ですが、7ヶ月連続で上昇と、緩やかに持ち直してきています。
これには、リモートワークによる住宅需要の増加や、住宅ローンの低金利などがその理由となっているようです。
コロナの感染者数は抑えきれていない状態ですし、今後もリモートワーク・テレワークは継続するかと思います。
その場合、書斎や、独立した部屋とまではいかなくても落ち着いて仕事ができるスペースの確保など、住宅ニーズが増加すると思います。
また、寝に帰るだけだった家から、プライベートをリラックスして過ごす空間にしたい、といったニーズもあります。
住宅需要は高まっていくことが予想されます。
住宅ローンの金利にも注目
一方で、住宅ローンの金利の推移にも要注目です。
低金利が継続すれば、住宅需要に応える取引数になると思いますが、金利が上昇傾向になってしまうと、取引数にも少なくない影響があると思います。
金利上昇は、不動産価格の上昇以上のインパクトがあるケースもありますので、注意したいですね。
景況感も含めて、今後の動向に注目です。