見飽きたテーマ「賃貸VS持ち家の『損益分岐点』」
毎年、どこかで一度は目にするテーマ「賃貸VS持ち家」。
何度読んだことでしょうか。
でも、書いてあることを鵜呑みにしても良いものでしょうか?
このモヤモヤを解消する一番の方法は、ご自身で計算することです。
難しいように見えるかもしれませんが、実は、とても簡単です。
皆さんも是非チャレンジしてみましょう。
一度、Excelを使ってテンプレートを作ってしまえば、以後は、物件価格などの情報を検討物件に合せて変更するだけで、瞬時に計算できるようになります。
ローンの返済予定の部分は、ネットで「ローンシミュレーション」と検索すれば、たくさんヒットしますので、それを使って計算して、結果をコピペすればOKです。
今回は、お客様と面談をしている際に、私が作成したものの画像リンクを張りました。
想定条件は以下のとおりです。なんと、10年間で600万円もの差が!?
◆想定条件
≪持ち家≫
・物件価格4,000万円、売却時は1割減の3,600万円。
・ローンは4,000万円、某メガバンクの10年固定金利プラン。
・物件種別はマンション、管理費等は月額2.5万円、固定資産税は年額10万円。
≪賃貸≫
・上記4,000万円と同等のものを賃貸で住んだと想定。
・賃料15万円(※1)。
・2年ごとに更新料1か月分(※2)。
※1 都内の「オーナーチェンジ物件」の利回りを参考に、4,000万円×4.5%÷12で15万円。
※2 計算では、更新料を24カ月で割ったものを賃料月額に加算しております。
◆計算結果
表の「黄色」の列の数字が「黒字」になっている場合は、持ち家が得しているという意味です。購入後、6年目が損益分岐点で、以後は、どんどん差が開いていきます。
ローン金利の設定、売却時の物件価格の設定、管理費等ランニングコストによって、分岐点が変化しますので、一度皆さんもテンプレート作成にチャレンジしてみましょう。