
中古住宅のメリット・デメリット
「新築戸建住宅を探していても、なかなか良い物件が見つからない」と悩む方は少なくありません。
新築物件だけに絞ると選択肢が限られ、希望条件に合う住宅を見つけるのは難しくなる傾向があります。
そこでおすすめしたいのが中古戸建住宅です。
築年数は経過しているものの、価格を抑えて購入できたり、リフォームによって新築同様の住まいを実現できたりと、理想の住環境を整えやすい点が魅力です。
■中古戸建住宅のメリット
・価格が安い
戸建住宅は、築年数の経過とともに資産価値が下がると言われており、一般的には約20年で建物の評価額はほぼゼロになります。
そのため、同じエリアに建つ新築戸建住宅と比べると、中古戸建住宅は価格が抑えられているケースが多く見られます。
予算に限りがある場合でも、中古戸建住宅であれば、より条件の良い物件に出会える可能性が高まるでしょう。
・完成している物件を見て選べる
中古戸建住宅は、すでに完成した状態の物件を実際に見て選べる点が大きなメリットです。
新築戸建住宅の場合、完成前に購入を決断するケースも少なくありませんが、中古戸建住宅であれば、外観・内装・設備の状態を確認したうえで判断できます。
そのため、「完成後にイメージと違った」というリスクを抑えられます。
・住みたい場所を選びやすい
新築戸建住宅のみに絞ると、エリアや学区、立地条件が限定されてしまうことがあります。
一方で、中古戸建住宅も選択肢に加えることで物件数が増え、希望エリアでの住まい探しがしやすくなります。
立地を重視したい方にとって、中古戸建住宅は有力な選択肢となるでしょう。
・リフォームで新築のようにできる
中古戸建住宅は購入価格を抑えられる分、浮いた予算をリフォーム費用に回すことが可能です。
内装を自分好みに変更したり、設備を最新のものに交換したりすることで、新築戸建住宅のような住空間を実現できます。
立地に満足できる中古戸建住宅を購入し、リフォームを施すことで、理想の住まいを形にできるでしょう。
・水道負担金を支払わなくてよい
水道負担金とは、新たに水道を利用する際に納付する費用で、新築戸建住宅の購入時に発生することが一般的です。
中古戸建住宅の場合は、すでに前の所有者が納付しているため、新たに水道負担金を支払う必要がありません。
その分、初期費用を抑えられる点もメリットです。
・分譲の新築戸建住宅より敷地が広いケースがある
分譲の新築戸建住宅は、多くの棟数を販売するため、土地面積を最小限にして建てられることも少なくありません。
一方で、中古戸建住宅の売主は個人である場合が多く、土地を細かく分割していないケースがほとんどです。
そのため、敷地が広く、駐車スペースに余裕がある物件に出会える可能性があります。
■中古戸建住宅のデメリット
中古戸建住宅にはメリットが多い一方で、注意すべき点もあります。
・修繕が必要な場合がある
中古戸建住宅は、一度人が住んでいるため、新築物件と比べて劣化が進んでいます。
物件によっては、入居前に修繕やリフォームが必要になるケースもあります。
築年数に応じて、必要となる修繕内容や費用が変わる点を理解しておくことが重要です。
・耐震性が低い場合がある
中古戸建住宅を検討する際は、耐震性の確認が欠かせません。
建物は建築確認申請時の耐震基準に基づいて建てられており、
1981年5月31日以前:旧耐震基準
1981年6月1日以降:新耐震基準
2000年6月1日以降:2000年基準
と、年代ごとに基準が異なります。
特に旧耐震基準の住宅は、大規模地震に対する安全性が現在の基準より低いため、
「いつ建てられた住宅なのか」「耐震補強が行われているか」などを必ず確認しましょう。
・住宅ローン審査が厳しい場合がある
中古戸建住宅は、新築戸建住宅に比べて住宅ローンの審査が厳しくなることがあります。
建物の資産価値が低く評価されやすく、金融機関が設定する担保価値が下がる傾向にあるためです。
物件の状態やローンの種類によっては、希望額の融資を受けられない場合もあるため、事前に仮審査を受けておくと安心です。
・設備の老朽化が懸念される
築年数が経過した中古戸建住宅では、設備の老朽化が進んでいる場合があります。
特に浴室やキッチンなどの水回りは劣化しやすいため、交換が必要かどうかを事前に確認しておきましょう。
■中古戸建住宅を購入する際の注意点
・目に見えない部分もチェックする
中古戸建住宅の購入時は、**ホームインスペクション(住宅診断)**の活用がおすすめです。
築30年の中古戸建住宅では、約半数に傾きが見られるという調査結果もあります。
また、新築住宅でも一定割合で補修が必要な箇所が見つかっており、築年数が経過するほど不具合の発生率は高まります。
購入後のトラブルを防ぐためにも、専門家による事前チェックは非常に重要です。
・契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)を確認する
中古戸建住宅を購入する際は、契約不適合責任の内容を必ず確認しましょう。
契約不適合責任とは、引き渡された住宅が契約内容と異なる場合に、売主が負う責任のことです。
シロアリ被害や雨漏りなど、目に見えない不具合も対象となります。
責任期間は売主によって異なり、
不動産会社(宅建業者):原則2年
個人:0~数か月
と差があるため、契約内容を十分に確認することが大切です。
・費用の概算を事前に把握しておく
中古戸建住宅を購入する際は、物件価格以外にかかる諸費用も含めて、事前に概算を出しておきましょう。
印紙税、仲介手数料、登録免許税、司法書士報酬、固定資産税精算金など、購入時には多くの費用が発生します。
資金計画を立てたうえで、無理のない購入を心がけましょう。
■中古戸建住宅のメリット・デメリットを正しく見極めましょう
中古戸建住宅は、価格や立地面で大きな魅力がある一方、修繕費用や耐震性など注意すべき点も存在します。
メリット・デメリットを正しく理解したうえで、自分や家族に合った物件を選ぶことが大切です。
中古戸建住宅の購入を検討する際は、ホームインスペクションの活用をおすすめします。
リニュアル仲介 渡辺でした。


