身近にできる地球温暖化対策とは?
地球温暖化防止のための対策として、期限を設けて脱炭素社会の実現を全世界で目指しています。
特に、先進国での経済活動における二酸化炭素排出量の削減が喫緊の課題です。
地球温暖化対策と真剣に向き合い、一定の成果を上げている企業も増えています。
そんな中、私たち個人ができることは何があるのでしょうか。
微力ながらも、地球や次世代の未来のために地球温暖化対策に個人で取り組みたいと考えています。
地球温暖化とは?
地球温暖化とは、人間の活動によって二酸化炭素などの「温室効果ガス」が放出されることで地球の平均気温が上昇している現象のことです。
産業革命以降、わたしたち人間は石炭や石油といった化石燃料を大量に燃やしてきました。
これにより温室効果ガスが大量に放出され、余分な熱が宇宙に逃げにくくなることが地球温暖化の原因だといわれています。
地球温暖化が進むと気象が変化し、以下のような現象を引き起こします。
・極端な気温上昇による異常気象
・干ばつによる食料危機
・海面上昇による陸地の減少
異常気象として心配されているのが、熱波や強い台風、集中豪雨などです。
これらは大規模な災害を引き起こす可能性があり、災害の頻発も懸念されます。
気温が上昇して干ばつが起きるとこれまでと同じように植物が育たなくなり、食料危機に陥る可能性もあります。
地球温暖化が進むと地球上の氷や氷河が溶けてしまい、海水が増えて海面が上昇するのも懸念点のひとつです。
海面が上昇すると低い土地が浸水し、南太平洋のツバル、チャゴス諸島、 マーシャル諸島など国ごと海に沈んでしまうかもしれないと心配されています。
■日本や世界の面白い取り組み事例
・二酸化炭素量を抑えたビールの開発
ベルギーに本社を置くAB in Bevは、ビールの製造過程で排出される二酸化炭素量を削減できる新しい醸造法を開発しました。
この醸造法が仮に世界中の蒸溜所で採用されれば、1年間に5%もの二酸化炭素排出量を削減できるといわれています。
ほかにも、バドワイザーの製造過程で発生する電力を100%再生可能エネルギーで補うことを誓約したり、輸送時に排出する二酸化炭素量削減のために回収不要なプラスチック樽を導入したり、地球温暖化対策に力を入れている企業です。
・空気中のCO2から炭酸水をつくる
スイスのスタートアップ企業であるクライムワークスとコカ・コーラの子会社が、空気中の二酸化炭素を活用した炭酸水を共同開発しました。
空気中の二酸化炭素を吸着する特殊な装置を使っていて、この装置1機で1年間に数千本の樹木が吸収する二酸化炭素量と同等の量を回収できます。
回収した二酸化炭素は、炭酸水だけでなく作物の光合成を活性化させる肥料としても活用されています。
・祇園祭でリユース食器の導入
日本三大祭のひとつで毎年多くの人が訪れる祇園祭では、2014年から「祇園祭ごみゼロ大作戦」に取り組んでいます。
世界初の取り組みとして、夜店や屋台で提供する約21万食分の食器をリユース食器に切り替えました。
その結果、燃やすごみの量を大幅に削減することに成功しています。
■地球温暖化対策計画:家庭編
1.家庭では、電気やガスなどのエネルギーを使うことで二酸化炭素が排出されますので家電は省エネを心がけてみましょう。
【エアコン】
エアコンは暖め過ぎず冷やし過ぎず、適切な温度に設定して使いましょう。
フィルターが汚れていると運転効率が悪くなるため、フィルターは定期的に清掃してホコリや汚れを落とすことで節電になります。
【テレビ】
テレビは「ながら見」を止め、必要なとき以外は小まめに消しましょう。
また、画面を必要以上に明るくすると消費電力が増え、目にも負担がかかります。
やや明るさを落とすよう調整してみてください。
【掃除機】
掃除機をかけるなら、空中のホコリが床に落ちたあとの朝一番がおすすめです。
また、モップやフローリングシートなどでホコリを取り除いてから掃除機をかけるのもコツのひとつです。
床にたまったホコリを舞い上げることなく、掃除機をかける時間も短時間ですみます。
【照明】
使っていない部屋の照明は消しましょう。
白熱電球や蛍光灯は、省エネ性能の高いLEDに変えるのがおすすめです。
【冷蔵庫】
冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎると十分な冷却能力が発揮できないばかりか、無駄な電力を消費してしまいます。
さらに、10年以上使っている冷蔵庫は、最新の冷蔵庫に買い換えも検討してみましょう。
一日中電気を使う冷蔵庫だからこそ、かなりの省エネにつながります。
2.節水を心がける
安全な水を各家庭に届けるまでには、多大なエネルギーが使われています。
それらのエネルギーが無駄にならないように、シャワーや水道を出しっぱなしにせず節水を心がけましょう。
食器は手洗いよりも食洗機のほうが節水になります。
手洗いでも使用する水の量を極力減らすよう、汚れをあらかじめヘラやスクレーパー、古布などでこそぎ落としてから洗うのがおすすめのようです。
3.買い物にはマイバッグを持参する
4.外出には公共交通機関を使う
5.家で植物を育てて緑を増やす
自宅で実践したのはエアコン、冷蔵庫、照明の買い替え、テレビは必要以外は消す、節水、マイバック、植物を育てるなどです。
自宅の性能が良くなり、電気も売電できるようになったおかげで電気代は数千円で済むようなりお財布にもやさしいです。
楽しんでできる地球温暖化対策してみてはいかがでしょうか。
リニュアル仲介、渡辺でした。