空き巣に狙われない為にも防犯対策は必須です。

警察庁のデータによると、全国での空き巣などを手口とした侵入窃盗は2004年以降は減少傾向に転じているものの、2019年では一日あたり79件発生しており、未だに多くの住宅が被害に遭っています。侵入手口は一戸建住宅でも共同住宅でも無締り(無施錠)が1位となっています。日頃から防犯対策を講じていても、無締りでは意味がありません。侵入手口と侵入方法を知り、窓や出入口は施錠する習慣を持つなど、しっかりと防犯対策を行っていきましょう。

日頃から窓や出入口は施錠する習慣を身につけるようにしましょう。

侵入窃盗の侵入手口は一戸建住宅、共同住宅ともに無締りが1位

空き巣、忍込み、居空き。これらは建物に侵入して行われる犯罪のうち、一般住宅をねらう侵入窃盗の手口で「住宅対象侵入窃盗」といいます。警察庁のデータによると「住宅対象侵入窃盗」の全国での認知件数は2004年以降減少に転じ、2019年は28,936件で前年と比べてマイナス8.2%と16年連続で減少しています。しかし一日あたりの発生件数は79件と、多くの住宅が被害に遭っているのが現状です。侵入窃盗を発生場所別認知件数で見ると一戸建住宅が43.9%と最も多く、一般事務所が13.1%、3階以下の共同住宅が10.7%と続きます。手口別認知件数で見ると空き巣が33.1%と最も多く、忍込みが13.7%、居空きが2.5%と続きます。侵入手口では、いずれの形態の住宅でも無締りでの被害が最多で、合鍵やガラス破り、ドア鍵破りの被害も多く発生しています。これらのことから、日頃からできる防犯対策を考えていきましょう。

窓やドアは防犯対策を講じ出入り口は防犯環境の整備を

いずれの住宅形態でも侵入手口が無締りでの被害が最多となっていることから、日頃から玄関や出入り口や窓は施錠する習慣を身につけましょう。ちょっと出掛けるだけだから無締りというのは禁物です。防犯対策としては「ガラス破り」の手口には不在にする時には雨戸を閉める、補助錠を取り付ける、防犯フィルムを貼り付ける、防犯ガラスや面格子、窓シャッターを取り付ける。「ドア錠破り・戸外し」の手口には補助錠を取り付ける、ドア枠にガードプレートを取り付ける。「合鍵」の手口にはドアの鍵は持ち歩き郵便受けなどの玄関付近には置かない、必要最低限の本数のみを複製し確実に管理することです。また、いずれの形態の住宅も窓と表出入り口からの侵入が非常に多い傾向となっているので、防犯性の高い建物部品などで窓とドアの防犯対策を行い、確実に施錠しましょう。センサー付きライトを取り付けたり、見通しが良くなるように植栽を剪定するなどの侵入しにくい防犯環境の整備をすることも重要です。防犯対策を講じても、日頃から窓や出入り口は施錠することを忘れないようにしましょう。

リスクケアには、注意が大切

空き巣などの侵入窃盗を防ぐために、日頃から窓や出入口の施錠を心掛け、様々な防犯対策を行うことが大切です。しかし、どんなに気をつけて防犯対策を行っていても被害に遭ってしまうかもしれません。万が一の「備え」もこの機会に見直してみてはいかがでしょうか?

火災保険でも盗難被害などは保険の対象となりますが、まずはご自身で注意出来るところは注意して防犯対策をされておく事が良いかもしれませんね。

リニュアル仲介、前田でした。

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