築10年で実際に壊れたもの
突然ですが我が家は築10年の木造戸建です。
モノには耐用年数というものがありますが、実際問題該当する年数が経過したらどうなのか、レポートしてみたいと思います。
家のメンテナンスに関心のある方には「住まいの管理手帳」がお勧めです。
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1 キッチンの排水管の詰まり
一番初めに発生した不具合は、キッチンの排水管の詰まりです。
いろいろ調べたのですが、我が家のキッチンは詰まりにくい構造ではないようで、7年目くらいに発生しました。
シンクからの流れが悪くなって、こりゃおかしいぞ、と。
市販のパイプクリーナーをいくつも試したのですが効果はなく、すがる思いでたどり着いた業務用パイプクリーナーで解決できました。
※ただ、このクリーナーは劇薬・取り扱い要注意で、お勧めという訳ではありません。
排水管系はこまめに液剤によるクリーニングをやった方が良さそうです。
2 キッチン水栓の故障
9年目に発生しました。
キッチン水栓を閉めてもポタポタ水が滴るようになり、シンク下を見てみると漏水していました。
水栓金具を伝って、シンク下まで漏れてしまったようです。
調べると、キッチン水栓は年数が経過すると内部のパーツが劣化してしまうようで、そのパーツを交換すれば良いとの情報を得て早速交換作業。そして、あえなく失敗。
新築時の設備屋さんがきっちりした人だったのか、固く締まりすぎて水栓金具を外すことができませんでした。
この時は仕方なく水道屋さんを呼んだのですが、漏水の原因が別であることが判明し、結局水栓そのものを交換することになりました。
※水栓って結構するんですよね・・・
結局使わなかった工具やら内部パーツやら実にもったいない事件でした。
やれることは自分でやろうも大切ですが、時にはプロに頼ることも大事ということを学びました。
3 ユニットバスのシャワーフック破損
10年目に発生しました。
ある日突然、ユニットバスのスライドバーについているシャワーフックがバキっと壊れました。
よく見ると内部の樹脂製のパーツが破損しています。
シャワーフックの故障は良くあるみたいで、youtubeには交換作業の動画までアップされていました。
amazonで新しいシャワーフックを購入して、自分で取り付けました。
まさかあんなものが壊れるとは思っていませんでしたが、内部構造に樹脂製のパーツって他にも結構使われているな、と思うと、今後もあちこち故障するかもしれません。
生活に困るレベルの不具合は以上です。雨漏れなど重大な問題はさすがに発生していません。
給湯器がやばいとよく聞くのですが、今のところ問題なく使えています。
続いてゴールデンウィークに家の点検をした際に気になった部分を紹介します。
1 外壁サイディングの目地の劣化が始まっている
南向きの家なので日がよく当たります。日当たりの良い部分の外壁を見ると、やはり目地の劣化が始まっていました。
ただ、日当たりの悪い面は全然問題ありませんでした。
材料の問題なのか、開口部周りのシーリングはまだ大丈夫のようです。
2 バルコニーの防水の劣化
バルコニー防水の劣化も始まっています。
まだ漏れるというレベルではないのですが、そろそろ対策を考えた方が良いと思ってます。
我が家はバルコニー直下が部屋なので、雨漏れまで行ったらアウトです。
3 屋根の状態がわからない
我が家は3階建てなので、屋根の状態を確認できません。
何もないと信じたい。
3階バルコニーから脚立で登れるかもしれませんが、私は運動神経が良い方ではないので、そのうちカメラ付きのドローンを買って点検する予定です。
4 トイレの点検ランプが点滅している
7年目くらいから、トイレの便座の点検ランプが点滅したままです。
特に問題はないのですが、視界に入るとかなりうっとおしいです。
調べたら、ある程度年数が経過すると、自動で点滅する仕組みのようで、メンテナンスを呼ばないとOFFにできないようです。
便座は問題なく使えているのでありがた迷惑な機能ですね。
築10年だとこんなもんです。
これから築10年くらいの家を買う方は、購入時に屋根・外壁の塗装だけは行っておいた方が良いと思います。
※外壁・屋根の塗装工事は安くないので、住宅ローンに組み込むことがお勧めです。
キッチン、お風呂、トイレも部分的に不具合が出始める頃なので、全部を交換しないにしても、キッチン水栓、コンロ、トイレ便座、給湯器など壊れやすいパーツは、入居時に交換しておいた方が良いかもしれません。
リニュアル仲介の稲瀬でした。