家は安全でなければならない各種制度をフル活用し経年変化の良さを活かした家に
品川区の耐震助成金をフル活用診断・設計・施工で176万円の補助に
以前京都にお住いだったことのあるYさん。京町家の雰囲気が好きで、家を買うなら古い家をリフォームして住みたいとお考えでした。Yさんが見つけた物件は最寄り駅から徒歩10分以内の好立地。外観の雰囲気を気に入って決断されたそうです。
ところがYさんが選んだ物件は昭和41年築。建築士による建物調査の結果、耐震性に関する問題が指摘されました。そこでYさんが利用したのが、品川区の耐震助成制度。結果的に耐震診断・設計・施工で176万円の助成を受けることができました。また、国土交通省が実施している省エネ住宅ポイント制度も活用しました。もちろん耐震基準適合証明書取得で住宅ローン減税もバッチリです。
Yさんが重視したのは耐震など家屋の基本性能です。水廻りを2階から1階へ大規模な間取り変更を実施。あわせて耐震改修も行いました。キッチンやお風呂などの住宅設備は最新のものに一新しました。建築士と綿密に打ち合わせを行いリフォーム工事を進めました。
物件の雰囲気を気に入って購入されたので、リフォームですべてを変更してしまうのではなく、活かせるものはそのまま活用する、という方針で、既存のものと新規のものの調和を取るのに苦労されたようです。
最終的に、経年変化がもらたす木造住宅の良さを活かしつつも、性能や設備はリニューアル。それらがうまく調和した、快適な住空間が完成しました。