海外と日本の住宅の違い
住宅地を歩いているとために目を引く家がある時があります。
海外をイメージさせるような外観などは憧れる方も多いのではないでしょうか。
今回は海外と日本の家のデザインの違いについてお話したいと思います。
各国の外観のデザインは下記のような特徴があります。
【カナダ風デザイン】
自然の風合いが伝わる明るい色調の外壁に、三角屋根や白の格子窓などのアクセントが加わることで、ナチュラルで素朴なカントリー調の雰囲気に。木材の素材が伝わってくるような温かなデザインが魅力です。
【フランス風デザイン】
外観は全体的に白やクリームなど優しい色合いが多いのは、夏の強い日差し対策で断熱性を高める目的です。白い漆喰の塗り壁に、赤やオレンジ系の瓦屋根で明るく仕上げていますが、雨の多い季節に備え急勾配の独特な形状の三角屋根が特徴的です。中世の時代を彷彿させるような“素朴さ”や“伝統”のなかにも、親しみやすさや素朴な雰囲気も感じさせてくれる外観です。
【イギリス風デザイン】
レンガや石で積まれた部分、そして白塗りの部分とツートンカラーの外壁にした「ハーフティンバー構造」もチューダー様式の特徴です。柱や梁の温かみ、石張りの重厚感、急勾配の三角屋根と、伝統的なイギリスの建築が長い時を超えてもなお受け継がれています。
家はその場所の特性や環境に対して設計も考えられているので、日本で実際に建築しようと思うと、少し難しい問題も出てくることもあるかもしれません。
また、生活スタイルの違いによって間取りも変わってくるので、海外ならではの間取りというものもあると思います。
元々日本ではリビング開放的にする間取りより、各部屋を壁や扉で区切った間取りが一般的でしたので、最近の住宅は徐々に海外に近い間取りにはなってきておりますが、海外ではホームパーティーなど家族以外の人がやってくるライフスタイルも珍しくなく、大人数が入ってもゆとりのある開放感ある間取りが多いので、まだまだ日本で同じような間取りの住宅に住むというのは難しいようにも思います。
そもそも海外の先進国に比べると日本の家のサイズは狭い事が多いと思います。
ですので、全体を真似て作るより、家具や設備などで海外のようなデザインに仕上げるのも良いのではないでしょうか。
ですが、設備などを取りいれる際にもサイズとして入るものなのかは事前に確認すると良いですね。
戸建ての場合は外観から海外風なデザインを取り入れる事も可能だと思いますので、建築時にはくれぐれも建築士に事前に相談されることをお勧めします。