古屋が持つ重厚感。 新築にはない既存住宅ならではの味わいを活かす。

普通は建て替えますよね? でもこの建物と庭が好きなんです…。

もともと新築戸建を検討していたHさんですが、どれも同じ雰囲気の建物ばかりで物足りなさを感じていました。中古住宅+リフォームであれば、限られた予算の中でも自分たちの好みの家にすることができるのではないかと考え、この物件に巡り会えたのでした。

Hさんが購入したこの建物は、パッと見た感じは築年数相応なのですが、建物の造りや建具を見ると、ずいぶんこだわって造られたことが伺える建物でした。今では作らないような芸の細かい建具等もあり、建築会社と相談した上で、既存の風合いを活かしながら、研磨や塗装で利用できるようなものは再利用することに。

建物以外にもお気に入りなのがお庭です。色々な品種の植物が植えられており、季節によって、咲く花が十分に検討された植栽になっていました。30年以上も前に植えられた木々ですから、枝ぶりが立派です。これも新築には無い中古住宅ならではの魅力だと思います。

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2階からお庭を眺めたところ。土地の形状を活かした配置で、建物と同じくゆっくりと時を重 ねた見事なお庭です。

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奥様が探されたアンティークタイルを家の随所に設置。

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非常に凝った造りのバルコニー。綺麗に研磨・塗装し、再利用しました。

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今では流通していない建材は、綺麗に研磨・塗装して再利用。

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