海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 6 【事前準備~売買契約締結 編 4/9】

「海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し」シリーズ。このSTEP4.では、「商談開始(=買付申込)から売買契約締結」までをご説明いたします。住宅購入の一連の流れの中で山場となる最も神経を使うステップです。買付価格の検討、専門家による建物状況調査(インスペクション)実施のタイミング、ローン事前審査手続き、リフォーム見積もり等、短期間に色々な重要な意思決定や手続きを進めなければいけません。できれば下記の工程を経て売買契約締結完了まで1週間以内、遅くとも二週間以内には終わらせる必要があります。それと、詳細は後述しますが、リニュアル仲介ならではの強みが大いに生きるステップでもあります。他の不動産仲介会社を通じて家探しをする場合には、「不動産仲介会社(多くの場合、ローン取次も担当)、設計事務所(建物状況調査担当)、建築業者(リフォーム担当)」等、それぞれの専門家をお客様自身で短期間に差配しなければなりません。もちろん不可能ではありませんが、ほとんどのお客様は、「初めての住宅購入」×「初めてのリフォーム」×「初めて聞く専門用語(建物状況調査の結果説明)」という、初めてづくしの状態ですので、全てを完璧にこなすのは至難の業といえるでしょう。国内にお住まいでもそのような状況ですので、一時帰国で日数が限られている方ならばなおさらです。リニュアル仲介であれば、お客様は一人のエージェントに任せるだけで大丈夫です。

下記ご説明の中で、1~5まで付番してありますが、必ずしもこの順進めるということではなく、全てを同時に進める感覚です。

■STEP 4 「商談開始(=買付申込)から売買契約締結」

○建物状況調査(インスペクション)を実施しない場合

※例えば、現行の建築基準法(H12年6月以降)で見るからに劣化事象がないもの。売主側で既に既存住宅売買瑕疵保険の検査を実施してあり、適合判定が出ているものなど。

【一般的なスケジュール】買付申込から売買契約まで2~7日

【最短スケジュール】買付申込翌日に売買契約

○建物状況調査(インスペクション)を実施する場合

【一般的なスケジュール】買付申込から売買契約まで2週間以内

【最短スケジュール】買付申込から売買契約1週間以内(後述の「報告書」省略の方法で)

買付価格の検討
価格検証の事例についてはこちら
買付申込をする時に、一番のポイントになるのは「価格をいくらにするか?」です。物件の販売価格というのは、簡単に言えば「売主の言い値」で決められています。相場から考えて妥当な価格ピッタリに出ている場合もあれば、大幅に高い価格で売りに出ていることもあるのです。工業製品とは違い、同じものが無いというのが不動産の特徴でもあり、これが価格の妥当性の判断を難しくさせています。最近では、マンションの価格妥当性を表示するようなサイトが増えてきていますが、まだまだ精度にムラがありますし、戸建てに至っては、情報提供しているサイトが少ないことに加え、全くあてにならない数字になっていることも珍しくありません。それだけややこしいということですね。この部分については、信頼できる不動産の専門家の存在が必要になります。リニュアル仲介では、物件の価格の妥当性について、過去の取引事例はもちろんのこと、様々な情報を収集して検証を行い、お客様に落しどころとすべき価格についてアドバイスを行なっています。

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次回は、『STEP 4 「商談開始(=買付申込)から売買契約締結」 2.ローン事前審査』です。以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。

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